シンチャオ!
今日はベトナム語の意外な一面についてお話します。ベトナム語を見てみると、全部アルファベットだし、変な記号もついていて、正直「とっつきにくい…」と感じるかもしれませんね。実は、そんなベトナム語には、日本人にとって有利な点があるんです!それが何かというと…
1. もともと漢字を使っていたベトナム
ベトナムは、日本と同じく中国からの影響を大きく受けた国です。なんと、1945年までベトナムでは漢字が使われていたんです!かなり最近まで漢字文化が根付いていたことがわかりますね。
そのため、ベトナム語の語彙の約6割は漢字由来の「漢越語」という言葉です。たとえば、「Việt Nam」(ベトナム)という単語も、漢字で書くと「越南」となります。このように、日本語の漢字を知っていると、ベトナム語の単語が理解しやすくなるんです!
漢字のベトナム語読みを調べたいときには、漢字ー漢越オンライン辞書2001が役に立ちますよ。
2. 中国語より日本語の発音に近い「漢越語」
さらに驚きなのは、ベトナム語の発音が中国語よりも日本語に近いこと。理由のひとつは、古代中国の発音が都会では急激に変わっていったのに対し、地方や周辺国では昔ながらの発音が残っていたからです。
たとえば、ベトナム語の「chú ý」(注意)と日本語の「チューイー」は非常に似ています。一方、中国語では「zhù yì(ジューイー)」で少し違った響きになります。また、「ý kiến」(意見)というベトナム語も、日本語の「意見」に近いです。これに対して、中国語では「yìjiàn(イージエン)」となり、また違った音になります。
ベトナム語の先生曰く、日本語の漢字をなんとなくベトナム語っぽく言うと通じてしまうこともあるとか。漢字を知っている日本人にとって、これはとても大きなアドバンテージです!
3. ベトナム語学習という旅を楽しもう
もちろん、語学の習得は簡単ではありませんが、日本語との共通点が多いベトナム語を学ぶことは、日本人にとってとても楽しい発見の連続です。漢字という共通の文化を活かして、ベトナム語学習をもっと身近なものに感じてみましょう。
ベトナム語の旅を、焦らず、ゆっくりと楽しんでいきたいと思います!