大丈夫です、問題ありません。相手が心配してくれているときによく使う言葉ですが、ベトナム語でどのように言うことができるか調べてみましょう。
日本語の「大丈夫です」には、3つの意味があります。
- 問題がない。心配いらない。
- 問題はあるが我慢できる。
- 必要ない、いらない。
この3つの意味合いがあります。それで、「大丈夫です」をベトナム語で言いたいときはこの3つのシチュエーションを分けて考える必要があります。
1. 問題ない。心配いらない。
まず、問題がまったくないときの「大丈夫」は、
Không sao !大丈夫です!
Không sao đâu ! 大丈夫です!
です。「Không sao Không sao !」「Không sao đâu Không sao đâu ! 」と二回繰り返して言うこともあります。もう一つの言い方として、
Không có vấn đề gì. 問題ありません。
ということもできます。
2. 問題はあるが、我慢できる。
日本人特有ですが、「大丈夫ですか?」と尋ねられると、かならず「大丈夫です」と答えますね。でもよくよく聞くとたくさんの問題が出てくることが。「日本人の大丈夫は大丈夫じゃない」なんて言われることもありますね。
問題はあるけど我慢できる、そんな「大丈夫」をベトナム語に変換するなら、
Tôi bị mệt một ít. すこし調子が悪くって、
Tôi bị căn thảng một chút. ちょっとストレスがあって、
となるでしょうか。ベトナム語だけでなく外国語を話すときは「我慢できる」を「少し問題がある」と訳すようにしましょう。ベトナム語の「Không sao!」はほんとうの意味で何も問題がないことを示します。言葉の裏を読むような習慣はありません。もし問題が多少あって、しかも周りにそれとなく気づいてほしいのなら本当のことを言いましょう。海外では、ぎりぎりになってから助けを求めるのではなく、いつも自分について正しく相手に知ってもらえるように、それとなくではなくはっきり自分の状況を伝えましょう。
3. いらない、必要ない
もう一つ、「大丈夫です」の重要な意味に「いらない、必要ない」という意味が含まれますね。これをベトナム語にすると、
Tôi không cần. 大丈夫です。必要ありません。いりません。
となります。また、ベトナムあるあるで宝くじを売りに来る人によく遭遇しますが、そんなとき、
Tôi không mua. 大丈夫です。(買いません)
ということもできます。
あなたの大丈夫は大丈夫?
日本人は、マイナスな表現を言うときに婉曲的に「大丈夫です」をよく使います。しかし、ベトナム語はもっと直接的な表現で答えることがわかりましたね。振り返りましょう。
ポイント
1. 問題ない。心配いらない。
Không sao !大丈夫です!
Không sao đâu ! 大丈夫です!、
Không có vấn đề gì. 問題ありません。
2. 問題はあるが、我慢できる。
Tôi bị mệt một ít. すこし調子が悪くって、
Tôi bị căn thảng một chút. ちょっとストレスがあって、
3. いらない、必要ない
Tôi không cần. 大丈夫です。必要ありません。いりません。
Tôi không mua. 大丈夫です。(買いません)
このようにベトナム語で「大丈夫です」と言いたいときは、日本語よりも直接的に、シチュエーションに合わせて話すようにいたしましょう。
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