ベトナム語は英語にないアルファベットが存在します。この記事ではベトナム語のアルファベットの発音方法を勉強してみましょう。
この記事では少し発音に踏み込んで、ベトナム語ののアルファベットを猫でも読めるように説明していきたいと思います。
ベトナム語には日本語にはない発音がたくさん使われています。それで、最低限の発音法を覚えないと、カタカナだけではどうしても通じないということが生じます。
ベトナム語のアルファベットは29文字
ベトナム語のアルファベットは上の29文字です。FJWZはありません。それとともに英語にない謎のアルファベットが含まれています
a アー
a は口を大きく開けて ア
ă
ă は短く ア。 音はうえの「a」とあまり変わりません。
â
「エ」の口で「オ」。下で出てくる「ơ」の短いバージョンです。口をダラっと横に開いて「オ」と短く言います。
b bờ ボー
b は バビブベボ
c cờ コー
c は カキクケコ を息を極力出さないように発音します。いわゆる無気音ですね。
d dờ ゾー ヨー
ここで注意!!ベトナム語で「 d 」は英語の発音とは違い ザジズゼゾ。ここホーチミンの人が話す南部方言では「ヤ」行音になります。
đ đờ ドー
英語の「D」と同じ音は「 đ 」と表記されます。 ダ、ディ、ドゥ、デ、ド という発音になります。
e エー
e は口を大きく開けて エ
ê
ê は口を閉じ気味に エ 日本語のエに近い
g gờ ゴー
g は無気音。息を出さずに ガギグゲゴ。
h hờ ホー
h は ハヒフヘホ を少し鼻に息を通しながら発音
i イー
i は日本語の イ
k ka カー
k は カキクケコ。「 c 」と発音上全く同じ音ですが、後ろの音が「 i 」 「 ê 」「e 」のときは「 k 」と表記されます。
l lờ ロー
l はうわ歯茎に舌をつけて ラリルレロ
m mờ モー
m は マミムメモ
n nờ ノー
n は ナニヌネノ
o オー
o はアのように口を大きく開けて オ
ô
ô は口を丸めて オ 日本語のオに近い
ơ
ơ はエ の口で オー。先程出てきた「â」の短いバージョンです。口をダラっと横に開いて「オ」と短く言います。
p pờ ポー
p は無気音。息を出さずに パピプペポ
q qui クィー
「q」のあとには必ず「u」がきて、qua, qui, qu, que, quoは クア、クイ、クウ、クエ、クオ の発音になります。南部では ゥア、ゥイ、ウ、ゥエ、ゥオ の音になります。
r rờ ロー
南部では巻き舌で ラリルレロ という音になります。舌を上の顎につけずにら行の音を発音しましょう。北部ではザジズゼゾの音になります。
s sờ ソー
サシスセソの音になります。
t tờ トー
t は無気音 息を出さずに タチツテト
u ウー
u は口をとがらせて ウ。タコみたいな口ですね。
ư
ư は エ の口で ウ
v vờ ヴォー
v は上歯で舌唇を軽くかんで ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ。英語のVと同じ要領です。
x xờ ソー
x は サシスセソ。基本「s」と同じです。
y イー
y はイーと長く
アルファベット読みではイークレットって言っていますが、とりあえず長いイで大丈夫です
二重子音
つぎに、二重子音です。子音が2つくっつくと違う音色の発音を表されます。
ph
下唇をかんでフォー、英語の「 F 」のような要領です。
th
息を強く出した「タ」行の音になります。「 t 」の音は息を出さないのと対象ですね。
ch
日本語の「チャ」行の音です。チャ、チ、チュ、チェ、チョ
tr
CHと同じ チャ行音です。
nh
「にゃ」行のおとです。にゃ に にゅ にぇ にょ の音になります。
ng / ngh
「ンガー」っと最初に「ン」といった後、「ガ」行の音が続きます。日本人には発音しにくい発音ですね。「 ngh 」は発音上は全く同じですが、「 i 」「e 」「ê 」が続くときは、表記上 ngh を使います。
gh
「 g 」と発音上全く同じです。「 i 」「e 」「ê 」が続くときは、表記上 gh を使います。
gi
「 d 」と同じ発音です。北部は「ザ」行、南部は「ヤ」行音になります。
kh
息を強く出しながら「か」行音をだします。息を出さない「 c 」や「 k 」との違いに注意しましょう
レベルアップベトナム語
この記事では、ベトナム語のアルファベットをかいつまんで説明させていただきました。
これで発音マスター!
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より深くベトナム語の発音について知りたいというあなたはこれらの記事を一つづつ確認してみてください。より自信を持ってベトナム語を発音できるようになれるでしょう。
あと、ベトナム語の発音はベトナム人の友達と話しているうちにできるようになっていくものなので、必要なのは「折れない心」だと思います。最初はなれなくても、伝えよう、聞こうと相手を思ってコミュニケーションすることを続けれ、訂正されれば治すってことを繰り返せば、だんだん通じるようになっていくものです。ぜひ諦めずに気長にベトナム語の勉強を楽しんでいきましょう。