シンチャオ!!
ベトナムには大きく分けて3つの方言があるってことはちょっと前にお伝えしましたね!!
北部方言、中部方言、南部方言の3つ。この中で中部方言は完全なる方言なのですが……
北部方言と南部方言はどちらも幅を利かせています。
ベトナムにおいて共通語として制定されているのは基本文字だけです。
っということで……日本のマックかマクドか論争みたいに……
北部の人は「役所がある北の言葉が共通語だ。南部弁はヤーヤーだらしない」というし
南の人は「結局稼いでるのは南でしょ!人口も南のほうが多いし!それに北部弁ってなんか気取って堅苦しい」っというしで……
私の悩み
最近、私悩みがありました
私、発音だけは命かけようと、日々練習を繰り返してきました。そしてなんとか自分なりの解釈にこぎつけたつもりでいました
しかし……
「この発音はこうではありません」
「これはこう発音するんです」
出会う人出会う人に発音を常に訂正されて、発音してもらってもそれを復元できずじまいで、自信がメチャクチャ落ちちゃって……
やっぱベトナム語、向いてへんのかな……
そう思いかけた矢先……
そんな私が今日このブログ記事を読んで、疑問が全て解けました!!
自分が悪いんじゃない!南部弁のせいだったんだ!!ってこと!
倒れる声調がない!!
まず目からウロコだったのが……
南部弁では、尋ねる声調( thanh hỏi )・倒れる声調( thanh ngã )の区別がなく、
尋ねる声調( thanh hỏi )・倒れる声調( thanh ngã )ともに、
双方の中間的な発音になります。
北部弁では倒れる声調は一旦音を止めて、直後に上昇し、
尋ねる声調はゆっくりと低く下げ、再度もとの高さに上昇しますが、
南部弁では両者とも、なだらかな上下がある程度です。
この説明!!
そう、これまでこの2つの声調、できたと思ったら訂正、できたと思ったら訂正を繰り返されていました!!
学校で学んだ通りに発音してみると、友達は必ず訂正するんです!!そして何度聞いても学校で聞いたあの発音と違う……耳がおかしくなったのかと疑うまでになりました……
学校では北部弁の発音を学ぶものの、友達が教えるのは南部弁。そこでギャップが生じていたのでした!!
この分野において私は……
北部弁の発音を勉強したいと思います!!
重い声調( thanh nạng )は重くならない!
重い声調( thanh nạng )も北部とは異なります。北部弁では低く声をつぶすように発音しますが、南部弁ではゆったりと入り、最後にすこし上昇させます。
そう、これも悩みのタネだったんです!!
友達に言葉を教えてもらって、それを私が文字にしてみると……
上がる声調だと思ったらじつは落ちる声調だということがしばしば……
自分って音感悪いのかなって思っちゃったんです……
私のせいでなく南部弁のせいでした!!
ってことで……
この分野では北部弁を採用して勉強します!!
d-, gi-, r- は厳密に区別!
d-, gi-, r- は北部弁ではすべて「ザ」行で発音の区別はありませんが、南部弁ではそれぞれ違う音です。d-は「ヤ」行、または「ジャ」行に近い「ヤ」行の音になります。gi-は「ヤ」行、またはd-よりも「ジャ」行に近い「ヤ」行の音になります。r- は「ラ」行、または「ラ」行に濁点がついたような音になります。舌を反らせ、震わせて発音します。
これはよく言われることなので、ちょっと知っていました。
そして私の学校は南部の学校なので、r- は巻き舌の「ラ」行で勉強しました。学校ではd-, gi-,はザ行ですが、私も友達との話では「ヤ」行で使っています。
だからこそ日本で売られているベトナム語参考書の発音がすごい変に聞こえます。
Rắt vui được gặp anh. のRắt が「ザット」って読まれていてなんか変な気分になるんですよね……
っということでこの分野では
私は南部弁を採用シマ~ス!!
s- と x- も違う音!
南部弁では s- は弱めの「シャ」行の音になります。ただし、話者や語彙によってはほとんど「サ」行の音になる場合もありますが、やはり x- とは違う音であるとの認識が必要です。x- は北部弁同様、「サ」行の音です。s- とは違って、「シャ」行よりの音にはなりません。
私の先生はこの違いをかなり強調していたので、違いをはっきりさせて当然だと思っていたのですが、中には同じように発音する人もいて少し混乱してしまったこともありました。
私はs- は舌を反らせて「シャ」と発音するよう教えられました。
南部でも、同じ発音で読んでも通じます!!使い分けてる人って少ないかもしれません。でもスペリングを覚えるためにも使い分けることには勝ちがあると思います。
っということで私はこの分野で……
南部方言を採用!!
tr- と ch- も違う音!
ch-,tr- も南部弁では区別されます。ch- は日本語の「チャ」行とほぼ同じ音であるのに対して、tr- は少し舌を反らせ、震わせて発音しますが、日本人にとっては両者の違いはほとんどわかりません。文脈で判断して使い分けてみましょう。
これも先生はこの通りに教えてくれました。しかし、あまり違いを目立たせない人もたくさんいます。
私はスペリングを覚えるためにも……
南部方言を採用します!!
結局反り舌は中国語学習者には簡単なので……
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qu のqはあまり発音されない
南部の人たちはquaを「ウァ-」とqを発音せずにいいます。私は学校では「クワー」って言ってますが、友だちと話す時は「ウァ-」って南部弁で発音しています。
-n と -nh はなかよく -ng?
-n と -nh は共に -ng のような音になります。口の形は双方異なるものの、聞こえ方はほとんど相似であると言えます。
これこれこれ!!
こっちの人、Anh をアン Bến Thànhをベンタンってhの効力を無くしちゃうんですよね!!
ここは北部弁を採用しましょう!!
-t, -p, -c, -ch はそっくり兄弟!
-t, -p, -c, -ch も音がかなり相似していて、特に -t は、母音 a, ă, â の後の -c のように発音します。
これはあまり感じたことがないのですが……
使い分けられるようになるためにも北部弁を採用しましょう!
ua は「ウア」あらため「ウオ」!
二重母音も北部弁とはかなり異なります。ua は北部弁ではウアであるのに対し、南部弁ではウオに近くなります。
これこれこれ!!これです!!私がいっつも直されるポイント!!
私がちゃんとウアって言ってるのに、「違うでしょ!!ウオって書いてるでしょ」って直されるんです……いや、どう見てもこれ、ウアっしょ!!
っということでこちらは北部弁を採用
iê の ê には消えるか伸びてもらうだけ?
iê は i の発音になる、または、i を伸ばしたような音になります。ただし後者は、末子音が -m, -p である時に限られます。y- に続く ê は、y- の口の形「イ」行につられて、 ê をほとんど発音しないで i のままになります。
そうこれなんです!!
南部の友達にTiếng Việt とかを発音してもらうと「ティーンヴィト」みたいにêが消えてるんですよね!!
yêu とかもイーウって発音されるし……
最近私はこれに習ってêをほとんど発音せずに読んでます。
結局正しいベトナム語って??
いかがだったでしょうか?
じゃあ一番正しい発音ってなんなの?私はずっとそう考えていたのですが……
真理にたどり着きました
それは……
あなたが一番愛する人のベトナム語があなたの正しいベトナム語です!!
ってこと!!
私は南部に友達がたくさんいるので南部よりにシフトされたベトナム語を勉強していきたいと思います。
あなたのベトナム語はどんなベトナム語ですか?