中国語の「明智」という言葉の使い方を見てみましょう。「賢い~」「賢明な~」という意味でよく使われる言葉です。にた言葉として「贤明」という言葉もありますが、使うニュアンスが少し違うのでそのことも注意してみてみましょう!
今年の大河ドラマ「麒麟が来る」では、いつも悪役の明智光秀が長谷川博己さん主演の主人公となっていますね。残りあと数回となりました。どのように本能寺の変に行くのかが楽しみですね。
さてさて、我々日本人が……
明智
という字を見ると何を思い浮かべますか?
ですよね。日常ではこの字、あんまり使いませんよね。しかし、中国語では「明智」という言葉の形容をを本当によく使います。
明智
明智
これで、「賢い~」「賢明な~」という意味になります。
这的确是明智之举。
これはまさに賢明な行動です
这是个明智的选择
これは賢い選択です。
这个决定是不明智的。
これは賢い選択とは言えません。
明智的措施
賢明な処置
明智地行动
賢明にふるまう
那样做是不明智的
そうするのは賢明ではありません。
このような、下す決定や、人の振る舞いなどが「賢明である」ことをいいます。
贤明
贤明
贤明 も「賢い」「賢明な」という意味があります。しかし、使われるのはもっぱらリーダーや王や支配者に対してです。
施行贤明的统治
素晴らしい統治を行う
唐太宗是一位贤明的君主。
唐太宗は賢い君主だ。
李先生是一位贤明的领导。
李さんはすばらしいリーダーです。
このように、「贤明」は皇帝や王、リーダーについて使われます。普段の会話ではあまり使われません。
本当ですね! では復習しましょう!!
ポイント
明智: 決定や行動が賢明であること、またそのような人。賢い、賢明なことに使うポピュラーな言葉
贤明: もっぱら王やリーダーに対して用いる