中国の歴史

小学生でも分かる三国志 その3 孔明登場! 天下三分の計

中国の歴史「三国志」。力を増していく悪のカリスマ曹操。劉備、関羽、張飛はどのようにして対抗するのでしょうか。三国志をわかりやすく解説するシリーズの第2ページです。新解釈三国志を見に行く前に、三国志の流れを知っておきましょう!!

おしながき

前回のおさらい!

小学生でも分かる三国志 その2 戦乱の時代の幕開け: 劉備、関羽、張飛の初陣

中国の歴史「三国志」。中国の英雄、劉備、関羽、張飛はどのようにして戦いの渦に巻き込まれてゆくのでしょうか。三国志をわかりやすく解説するシリーズの第2ページです。新解釈三国志を見に行く前に、三国志の流れを知っておきましょう!!

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栄華を極めた化け物 董卓。しかし、最強の家臣 呂布に裏切られ命を落とし、中華のパワーバランスはまた崩れます。そんな中、孫策より、皇帝の印である玉璽を手に入れた、さる野郎袁術は、自ら皇帝を名乗り天下を自分のものとしようとするのでした……

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袁術の最後

驕り高ぶる袁術。そこに曹操と劉備が打って出ます。袁術討伐へ!!

袁術は玉璽を手に入れ皇帝を名乗ります。しかし袁術は戦を知らないさる野郎。

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それに対し、劉備は人徳があり、多くの人の心を捉えます。

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そして、曹操。曹操はまさに悪のカリスマ。軍略、才能、力すべてをもってパーフェクトの天才。そして彼は劉備とは違い完全なる能力主義。「私についてくれば天下は取れる 能力があれば誰でも来い。能力のないやつはいらない。」

人徳の劉備、軍略の曹操を前に、さる野郎袁術はなすすべもありません。あっけなく負けて、最後鉢をはいて死んでしまいます。彼の最後の言葉は「はちみつなめたい」だったそうな……

呂布の死

董卓を殺して呂布が残ります。呂布は袁術を倒すために劉備が出ていっている間にとんでもないことをします。

袁術を倒すために劉備と関羽が出張。そのときに留守を任されたのが……

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zhāngfēi

張飛(ちょうひ)でした。張飛は大の酒飲み、そして酒癖がめっぽう悪い……

「酒飲むなよ」

と言われているのに酒を飲んでしまいます。そして部下と張飛がもめることに。

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その間に呂布が来ました。張飛が使い物にならないので呂布は簡単に劉備の城をのっとてしまい、劉備の妻まで捕虜として連れて行ってしまいました。そして呂布は城に立てこもります。

呂布をどうにかしてやらないといけないので劉備たちは曹操に頼ります。

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曹操は考えます。呂布は力は強いが頭は悪い。では力を出せないようにすれば勝てる。それで、城の近くの川を氾濫させて、城の周りを水浸しにして、最強の馬赤兎馬も武力も使えないようにしてしまいます。つまり水攻めです。これでは兵士は外に出れません。武力しか取り柄のない呂布は何もできません。

呂布はイライラして酒ばかり飲み、とうとう部下に当たり散らします。部下の不満が高まっていきます。それで、部下たちが集まっ眠っているうちにて呂布をがんじがらめで縛り上げてしまいます。そして呂布を早々に売り渡します。このとき、縛り上げられた呂布はまるで獣のようだったといいます。

呂布は言います。曹操、お前の家来になってやる。

しかし二度も裏切った呂布はとうとう信じてもらえず、ここで処刑されることとなりました。ここで、仁義のないものはこんなことになるぞとここで示されます。最強なだけではだめなのです。

関羽、曹操の部下に!?

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そんな中、曹操の力が増していきます。曹操は、董卓が以前立てた皇帝「献帝」を保護します。そして、丁重に扱いつつ、政治の実権は自分で握っていきます。

エリート出身の袁紹、そして劉備は曹操が偉くなっていくことが気に入りません。それで、袁紹と劉備は一緒になって曹操を倒そうと計画します。しかしその計画を曹操は見破ります。曹操は早速劉備を攻撃し、劉備軍は負けて散り散りになってしまいます。

ここで固い絆で結ばれた、劉備、関羽、張飛がばらばらになってしまうのです。

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そして、関羽は曹操に捕まってしまいます。

曹操は関羽のことを高く評価していました。ぜひ家来になってほしい。しかし関羽は義の男、どんな事があっても、劉備のもとにしかつかないと決心しています。

曹操はついに脅します。「私は、劉備の奥方を預かっている。これがどういうことか分かるよな」

関羽は、もし歯向かうなら劉備の奥方が殺されてしまうということを悟り、曹操のもとで働くことを飲みます。しかし条件をつけました。

1. 曹操の部下でなくこの漢の帝国の治安をもう一度取り戻すために手を組むという考え方でともに働く

2. 劉備のご婦人の命を守る

3. 劉備と再開したときは劉備のもとに戻る

曹操は、今は関羽も一時的な関係だといっているが、自分の部下になれば自分の才能に惚れ込むだろうと考え、その要求を飲みます。

それから曹操は、関羽にもっと自分に対して忠義を示してほしいので、部下になった関羽にプレゼントをあげようとします。

まずはものすごい金銀財宝! しかし関羽は喜ばない

次に、たくさんの女性たち! しかしこれも喜びません。

曹操はひらめきます。そうだ、関羽は呂布タイプだ、赤兎馬をあげちゃおう。曹操は呂布を倒したので、呂布の名馬である赤兎馬は曹操のもとにありました。

関羽は赤兎馬を見てとても喜びます。しめしめと思う曹操、しかし……

「この赤兎馬があったら、劉備のもとに戻れるのも早まりそうですね!!」

赤兎馬でもやっぱり劉備か……曹操はとうとう諦めざるを得なかった……これが関羽の忠義のエピソードです。

官渡の戦い

劉備は散り散りになりましたが、袁紹は残っています。袁紹は怒り狂います。このまま曹操に好きにさせてはいけない! 袁紹は曹操軍の10倍をもの大群で曹操を攻めることにします。袁紹 VS. 曹操 の大決戦。これが

官渡(かんと)の戦い

と後に呼ばれることとなります。

袁紹は勝利を確信します。彼のもとには顔良(がんりょう)と 文醜(ぶんしゅう) という勇猛な部下がいるからです。しかしその自信も彼の登場であっさり消え去ります。

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曹操軍から現れるはなんとあの関羽! しかも最強の馬、赤兎馬に乗っています。顔良(がんりょう)と 文醜(ぶんしゅう) は一瞬で倒されます。

また、曹操は軍略でも上手でした。曹操は「孫子の兵法」の熱心な研究者でした。研究したあと、 それに注釈を入れていったのです。この注釈を入れたものが、後の中国で最高の軍事古典となるのです。

曹操は、少数兵で勝つ方法を知っていました。それは、ものすごく素早く動いて戦うという戦法です。大群は力は強いものの、身軽に動くことはできません。しかし少ない人数だと身軽に動き回れるので、たくさん動いて攻めると勝てるのです。

袁紹軍は押されていきます。それで袁紹は攻撃方法を変えます。大群を生かして曹操軍を包囲し、相手が弱るのを待つ長期戦に持ち込むのです。

しかし、曹操軍は負けてはいません。相手が投石機を持ってくるならそれをぶっ壊す。相手が穴をほって攻めてくるなら、穴に水を流す。このようにして、横線を続けます。

最終的に、袁紹と曹操の器の違いが、戦の勝敗を分けました。袁紹の軍は大軍団過ぎて、一枚岩にするならリーダーにカリスマ性が求められます。しかし彼にはカリスマ性がないのです。部下は心配になっていきます。「袁紹さんは家柄もいいし優しいんだけど決め手にかけるな」。このような不安が裏切り者を生みます。袁紹の包囲網の弱点を曹操に知らせに来たものがいたのです。ついにこの戦いで曹操が勝利。袁紹は撤退します。

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官渡の戦いで曹操は勝ち、領地を拡大、一気に力が高まります。そして曹操が中国のトップに立つんだという空気が中華に蔓延するのです。

第三勢力 孫権

袁術に玉璽をわたした孫策。かれは、仲間を集めて 中国南東のエリアをがっちり支配下にいれます。しかし孫策はここで死が近づきます。

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sūnquán

それで、弟、孫権(そんけん)に任せることにします。

孫権、俺よりも戦は劣るかもしれないが、お前のほうが優れているところがある、お前には人望がある、お前には守る力がある。それで、このエリアを守り抜いてくれ!

このような遺言を孫策は弟孫権に残しなくなります。そして孫権は守り抜く3代目となるのです。

諸葛亮孔明と天下三分の計!

劉備は、関羽、張飛とまた再開し、はまた一緒になれました。でも、曹操は怖い……何か策を考えてくれる人がいないものか……

ここで軍師が必要なことに気づきます。劉備には「器」、関羽には「義」、張飛には「武」がある。しかし「策」がなかったのです。

そんな劉備に報告が。「臥竜 」つまり水の中の龍、まだ有名になっていない超天才がいるという報告です。

水の中の龍を見つける?誰のことだ?

诸葛zhūgěliàng

諸葛亮孔明というやつがいます!!

つれてきてくれ!

孔明は来ません

なぜだ?

孔明はそうやって素晴らしい主君を探しているのです!!

それで劉備は諸葛亮孔明をよびにでかけます。

一回目、会うことができません。

日を変えて二回目、また会うことができません……

それでも劉備は三度目に孔明のところに行きます。孔明はとうとう出てきました。

「お待ちしてました」

liúbèiqǐng诸葛zhūgěliàng sānmáo

三顧の礼(さんこのれい)

三度にわかって礼節を尽くして合いたいと言ってきたことは最大の礼儀で、心から私のことを大切にしていることがわかりました。と孔明は劉備への忠義を誓います。

孔明はすぐさま手腕を発揮します。曹操の力は強くなりすぎています。今曹操と戦っても勝ち目はありません。では、もう一つのエリヤを守っている孫権の国を確立させて、孫権と手を組んで早々と戦うようにしましょう。つまり今で言う企業の合併に似ています。NO.1の企業とNO.2の企業の戦いで、NO.1の力が圧倒的なので、NO.2はNO.3と手を組んでNO.1に対抗しよう、これとにているというわけですね。この孔明の作を……

lóngzhōngduì

天下三分の計

なるほど孔明頭いい!

今まで知恵がない三人のところに名コンサルタント、諸葛亮孔明がはいったのでした……

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小学生でも分かる三国志 完結編 レッドクリフ そして最後に中華を統一するのは……

4回に渡って解説してきた三国志。ここでとうとうクライマックスである赤壁の戦いを迎えます。孔明は曹操にどう戦うのか? そして、中国は誰の手に渡るのか!?

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