長く付き合わねばならないアレルギー。春に多くの人を悩ませる花粉症。中国語でアレルギーや花粉症はどのように言うのでしょうか。
今年もやってきましたね。花粉症の季節が……
毎日の仕事の能率を下げる花粉症、また長く付き合っていかねばならないアレルギー、これらの体の不調を中国語ではどのように言うのでしょうか?
アレルギー
中国語でアレルギーは、
过敏
といいます。
A 对 B 过敏。
A は Bアレルギーです。
このように言うことができます。
我对牛奶过敏。
我对鸡蛋过敏。
中国で多いアレルギーは
灰尘过敏
ホコリアレルギー
我对灰尘过敏。
ということです。埃による鼻炎を患う方が増えているようですね。
花粉症
次に花粉症です。花粉症は中国語では、
花粉症
といいます。
我有花粉症。
私は花粉症です。
しかしこの花粉症、中国人はあまり悩まされません。私も已然中国に住んでいたときのことですが、日本では鼻水がダラダラだったのが、中国に帰った瞬間ぴたっと花粉症の症状がなくなったことを覚えています。これは、日本がもともとなかった杉や檜をたくさん植樹したことに由来するものと思われます。
それでもしかすると、中国の友達は花粉症ってなんだと思うかもしれません。それで、
我有花粉症,是对花粉过敏的一种。
私は花粉症です、花粉へのアレルギーの一種です。
このように説明することができるかもしれませんね。
アレルギーや花粉症の症状
それではここで、アレルギーや花粉症の症状や対処法に関する中国語を勉強しましょう。
くしゃみをする
打喷嚏
喷嚏 でくしゃみ、「くしゃみをする」と動詞にするには「打喷嚏」といいます。
咳をする
咳嗽
目が痒くなる
眼睛发痒
眼睛痒
痒 は「かゆい」という意味です。
鼻水が出る
流鼻涕
目が腫れる
眼睛浮肿
眼睛肿了
眠気がする
昏昏欲睡
困了
一番簡単に「ねむい」は「困」といいます。
薬を飲む
吃药
ここからは対処法になります。中国語で薬を飲むと言いたいとき、飲む ではなく 食べる を意味する「吃」を使うことに注意してください。
マスクをする
戴口罩
口罩 はマスク という意味になります。
症状と程度補語
症状を言うときによく使うのが、程度補語がよく使われます。程度補語とは動詞や形容詞の程度を表す言葉です。日本語で言う「ものすごく~」とか「死ぬほど~」といった表現です。
花粉症などの症状を言うときによく使われる程度補語は……
~得要命
~得厉害
これらがよく使われます。
咳嗽得厉害
このように使います。
しかしここで程度補語の文法上のお決まりがあります。それは、
名詞と程度補語は仲が悪い
ということです。ですので……
△我流鼻涕得很厉害
鼻涕 はなみず は名詞なので、このような言い方は文法上正確ではないということです。(ただ、最近の中国のネイティブもこのような言い方を時々するので伝わればそれでいいのならそれでいいのですが……)
正しくは……
我鼻涕流得很厉害。
我眼睛痒得要命。
このように、動詞や形容詞の後ろに程度補語を持ってくるのが文法上ベストです。
よかったですね。この時期自分の体調について中国の方に話す機会もあるかもしれません。ぜひぜひアレルギーに関する表現を覚えて会話で使ってまいりましょう!!