英語や中国語を勉強してはや5年、ピアノのレッスンを受けてはや10年、先生のことは大好きだし、習い事も嫌いではない、でもそろそろ一旦終えて新しい一歩を踏み出したい……習い事のレッスンを辞めるのには思った以上の不安や心配を感じるものですね。今回はそんな言語やピアノのレッスンを上手な辞め方を考えたいと思います。
習い事系レッスンは辞めにくい
小学校は6年で卒業します。家庭教師は子供が大学に合格したら終わります。法律学校なら国家試験に合格したら終わります。このように多くの学習は「終わり」というものがあります。
それに対し「習い事系レッスン」、例えば、ピアノのお稽古とか、言語の学習とかは、終わりがありません。ピアノだと10年くらいレッスンを行うこともあるようです。言語に関して言えば、私は一人の中国語の先生に5年間も勉強しました。ベトナム語は3年間になってしまっています。長く一人の人から教わり、レッスンを受けている間に個人的な悩みなども相談できる「師弟関係」となっていきます。ここまで来るともうビジネスの粋を超えているので、感情が入ってしまい、なかなか辞められなくなります。
そしていざやめようにも、先生がとめにかかってひと悶着起こり、結果関係が悪化した状態で後味悪く別れるなんてことも発生します。
また、友達や近所の人にレッスンを受けている場合、辞めたあとも出会う可能性があります。後味悪い状態で別れるとその後も気まずい思いをしてしまうことでしょう……
キーワードは、正しい辞め方を知っておくことです。相手を傷つけない辞め方を知っているだけで、レッスンへの、そして先生への貴女の思いは軽く感じられることでしょう。ではどうすれば、言語やピアノと言った習い事系のレッスンを後味よく辞めることができるでしょうか?
辞めるモーションは一ヶ月前に始める
そう。レッスンを辞めるとき、急に来週からレッスンを辞めたいと言う場合があります。しかしこれはあまり良くありません。
先生の立場に立って考えるとやめるという報告を行うべき適切な時期が分かってきます。先生からすると、生徒が自分の元から離れるというのは、少し悲しいことです。それで、自分の心を整える時間がほしいと思います。また、最後の1,2回のレッスンは、なるべく有意義なものにしたいと思います。
それで、辞めると明確に決めたなら、一ヶ月前にその点を先生に報告しましょう。
まずはメールで丁寧に退会の意思表示をする
この報告は。メールで良いと思われます。電話だと忙しかったりお出かけだったりして報告できないこともあり、ラインなどのメッセージアプリだと軽い印象となるかもしれないからです。
生徒が未成年の場合、保護者が最初の意思表示を行う
月謝を払っている保護者がはじめの意思表示をするというのは大原則です。ここで順番を間違えてしまうと残念な印象となってしまいます。
理由を聞かれたら、無難な言い訳を想定しておく
退会を申し出るとき、多くの場合理由を聞かれます。このとき、正直にお伝えしないほうが良い場合が多くあります。
先生にとって一番心配なのが、自分の教え方が良くなかったのではないか、自分は生徒に嫌われているのではないか、という点です。
それで、「練習が面倒になった」「他の習い事のほうが魅力的に感じる」「勉強のほうが大事だ」と本当のことをいってしまうと、先生はがっかりしてしまうかもしれません。
当たり障りのない理由としては、子供が習っている場合は……
- 成績が落ちたので塾に通わなければならない
- 他の習い事の時間が変わった
- 部活で選手に選ばれた
大人の場合……
- 仕事の都合でできなくなった
- 介護の都合で続けられない
- 家族(自分)の体調不良で続けられない
といった理由が使えるかもしれません。
また、理由は複数用意しておくと安心です。時間的な点を理由にすると、「では時間を変えましょう」と妥協案が提示されるケースがあるからです。
生徒が未成年の場合最後のレッスンでは自分も直接お会いする
小中学生以下の子供さんがレッスンを受けている場合、最後のレッスンはあなたも同伴して挨拶するのがベターです。子供の両親が無理なら、おばあちゃんなどでも気持ちは伝わります。
中学生になったら自分で挨拶はできると思うかもしれませんが、まだまだレッスンを総括したり今後の成長について話たりするのは難しいです。最後はそのような求め話をしたいと思う先生は多くいます。最後のレッスンは保護者同伴というのをできれば行いたいものです。
お礼はどうするか?
最後のレッスンでお菓子折りなどのお礼を準備するのもいいですが、もっていかなくても印象が悪くなるということはないでしょう。挨拶に行くことに意義があります。
また、お金をかけなくても、生徒が書いた手紙とかカードとかのほうが喜ばれるかもしれません。
始めるときにやめ方まで考えるのも一手
語学やピアノと言った習い事系レッスン、始めるときは意気揚々と始めるものの、辞めるときは心痛はつきものです。
この話を読んでいて、「めんどくさいな、なんで月謝を払っているこっちが気を使わないといけないの?」と思われるかもしれません。先生と生徒の関係が深くなればなるほどめんどくさくなるように感じるかもしれませんね。
そのような考えをお持ちであれば、友達や個人などから学ぶのではなく、最初から大手の教室とかカルチャーセンターでの講座等を選ぶことを勧めします。
ポイント
英語のレッスンならオンライン英語レッスンの「レアジョブ」をおすすめいたします。毎回のレッスンで自分で先生を選ぶことができます。毎回違う先生を選択することは可能。ビジネスライクに気兼ねなく自由に初めて辞めることができます。
このように、レッスンは始める時に、辞め方まで考えて始めるのが良いでしょう。
よかったですね。今回は外国語やピアノと言った習い事系レッスンの上手な辞め方を考えました。辞めるかどうしようか悩んでいるあなた。辞め方さえ分かれば引き続き安心してレッスンを続けられますよ!!