ストレス社会と言われる今日、しかも新型コロナウイルスも相まって、多くの人は不安や心配を抱えています。ロックダウンも続く海外事情、世も末だと思うくらいに増し加わる不安や心配、どのようにコントロールできるでしょうか?
世界の多くの場所で経済的な問題が生じています。今までそのようなことに関係がないと思っていたここ日本はいかがですか。
本当にそうですね……特に今まで海外で生活しておられたあなたは、日本に帰って新しい環境に備えねばならないかもしれません。もしくは、海外でロックダウンになって、日本に帰れない、外にも出られないという状況かもしれません……
このような状況だからこそ、不安や心配に立ち向かう、ふさわしくコントロールするという技術はとても大切なんじゃないかと思うのです。
私達も身の回りのものを手懐けることができると思えると安心しますよね。例えば、近所に大きな犬がいるとします。見たらこわいですが、上手に手なづけられたらもう安心ですね。心配や不安もコントロールできれば安心に変わるということです。
どうして心配はいけないの?
心配や不安を感じたとしても誰の害にもならないと思うかもしれません。しかし、不安や心配はコントロールしなければなりません。なぜかというと……
心配すると心配以外考えられなくなるからです。
ある資料に、心配はまるでロッキングチェアーに座りながら前に進もうとするようなものだと例えられていました。これでは前に進もうにも揺れるだけで進むことはできません。前に進むためには、ロッキングチェアーから降りて歩く必要があります。同じ様の、私達も毎日大切な決定や行動をせねばなrなあいのに、不安や心配があると何もできなくなってしまいます。不安や心配というロッキングチェアから降りて前に歩きださなければならないのです。
平静さを保つ5つの方法
そう、必要なのは解決策ですね。
自分の気持ちをノートに書いてみる
心配というのは往々にして漠然としていて、なんで不安を感じているのかさえわからないなんてこともあります。それでも、人に話すと自分の気持が整理されていって、スッキリするなんてことがありますよね。
でも、いつも誰かが私達の話を聞いてくれるとは限りません。それに、おしゃべりな人に話してしまうと噂になってしまいますね。
それでおすすめなのが、自分の気持ちをノートに書いてみるという方法です。感情を書いていきます。ノートでもパソコンでも、腹が立ったこと、悩むこと、嫌なことを全部書きます。悲しみや怒りを文字にすることで吐き出すことができます。
自分にできることか、自分にはどうしようもないことかを分ける
先程ノートに感情のままぐちゃぐちゃに気持ちを書いて少し心が整理できてきました。次の段階ではもう少しきちんと考えを整理してみましょう。
あなたの心配は心配するだけの価値があるのでしょうか? もしもあなたに解決する能力があるなら心配する価値がありますね。
たとえば、テストが心配だとします。では解決策はなんですか? できる限り勉強してテストに備えることですね。
学校でいじめがひどい。こんなときはどうですか? この場合は先程より難しいですね。でもできることはなんですか? たとえば、いじめっ子にあわないようにするとか、貴重品は持っていかないようにするとか、オーバーなリアクションじゃなくてユーモアで返す、親に相談するというような解決策がいくつかあるかもしれません。しかし自分にはどうしようもない事柄もあります。相手の反応をコントロールできませんし、先生も期待通りに動いてくれないかもしれません。自分にできないことは心配してもどう仕様もありません。そうであれば、学校以外に自分の居場所を探してみたりするという解決策が見えてくるかもしれません。
では、ブラック企業に就職してしまって鬱になりそう。こんなときはどうですか? 解決策は、より良い職場環境をお願いするか、休職もしくは転職するか、ですね。ここでも自分にできないのは職場の同士や同僚の反応です。ここを心配してもなんにもなりません。
このように、自分にできることか、自分にはどうしようもないことかを分けると心配に飲み込まれずにすみます。
勇気が出る歌や言葉を覚える
あなたには好きな歌や言葉がありますか? 特に歌は感情に訴えます。心配や不安な状況のときは気分が明るくなる歌を聞いてみましょう。
孤立せず、外に軸足を作る
不安なとき、人は一人になりたいと思うもの。しかし、一人になるとネガティブなループにハマってしまい、どんどん不安になり、マタ自分はだめな人間だと思えてきて、結果抑うつ状態がひどくなります。
それで、無理にでも外に自分の居場所を作るようにしましょう。何か習い事をするのでもよし、ボランティアに参加するのでもよし。ひどいなら、まずは家のドアを開けるだけでもいいです。それができるなら、数歩外を歩くだけでもいい。家にこもらず、できるだけ外に軸を作るようにしましょう。
希望を捨てない
少し1年前の自分を考えてみてください。その頃の自分って、今のこの状況を予想していましたか? おそらく一年前の自分と今の自分の考え方はぜんぜん違うでしょう。その頃悩んでいたことって今では全然考えていないのではないでしょうか?
もちろん病気とか介護とか、長期に渡る問題というものはありますが、大体のあなたが今不安に思う悩みって結局数年、長くても3年もすればなんにもなくなっています。たとえ長期に渡る問題でも、良い付き合い方などを習得したりすることでいつかは好転します。
それでぜひ、長いトンネルのように見える状況でも希望を失わないようにしましょう。
心配、不安に打ち勝とう!
そうです! 今年は本当に不安や心配を感じる一年となりました。しかし、だからこそ、不安や心配をコントロールして打ち勝たねばなりません! ぜひ今日考えた方法を試して、一歩先に前進してまいりましょう!!