自分はだめだ、全然うまく行かない…… もともとストレス社会だったのに、ここに新型コロナウイルス騒ぎでとても難しい状況が続いています。満足のいく仕事や生き方ができず、理想と現実がぜんぜん違うとがっかりすることはありませんか? この記事ではそのようなネガティブな感情にどう対処できるか考えました。
小学校の次は中学校、高校
いい大学に入って、いい仕事について、いい人と出会って
結婚して、子供を育てる
小さい頃は、自分も大きくなれば普通にそうなると思っていました。でも大きくなってわかりました。
普通になれるのはほんの一握り……
不況や就職難だけでもヘトヘトだったのに、ここへ来てまさかのコロナウイルス。「普通の生活」をしている人なんかほとんどいません。
結果が出ない自分、仕事ができない自分、結婚できない自分、人から受け入れられない自分……「普通でない」自分が嫌になることはありませんか? 頭の中の理想の自分は眩しすぎてみてられない、そう思うと涙がこみ上げてくることがあるかもしれません。
もしあなたがこの表現に共感していただけるなら、安心してください、あなただけではありません。
今日はそんな、理想と現実のギャップにどう付き合っていくことができるでしょうか?
悲観的でなくポジティブ思考にしよう!!
私の好きな言葉に、苦しむ人はどの日も全て悪いけれど、良い心の人にはずっとパーティーがある、というような言葉があります。つまり、何もかも悪く解釈するなら毎日が悪いように思えますが、前向きに考えるなら、状況はどうであれ心は喜べるということです。
中国語を勉強し始めた頃にこんな話を聞きました。日本で成功できなかったAさんが、中国なら成功できると思って中国に渡るもそこでも失敗続き。人生が嫌になってしまったそうです。自分は何をしても失敗する、あれも失敗しこれも失敗し、次やることも失敗するだろう。そんな話をしていると、それを聞いていた人がこういったそうです。
这世上没有失败,只是尚未成功。
この世界に失敗というものはない、まだ成功していないだけだ。
中国では、誰かから『できるか?』と言われたら、必ず『できる』といいなさい。
もしもできなかったら、『時間をくれ』といいなさい。
本当にできなかったら『すみませんでした、できませんでした』といいいなさい。
誰も怒らないからそう言いなさい。
Aさんはそのアドバイスに従った結果、徐々に事態は好転していき、今では中国有数の日本語教師になったということです。
この話からも分かる通り、ネガティブな考えは人を弱らせます。反対に、前向きに、ポジティブに考えるなら力になります。
確かに、考え方というのは癖と同じですぐには良い考えに切り替えるのは難しいですね。では、少しづつ、癖を直していきましょう。
ステップ1: ポジティブな言葉に変えてみる
考えをゴロッと変えるのは時間がかかるので、まずは言葉から変えてみましょう。
- どうしたらいいんだよ……
→ なんとかなる!! - つかれた
→ よくがんばった!! - ピンチだ……
→ チャンス!! - 許せない
→ 許す! - 重大だ!
→ 大したことはない! - もうだめだ……
→ まだ終わってない!!
そうですね! もしも口にネガティブな言葉が登ったなら、上に習って無理やりポジティブな言葉を言ってみましょう。
ステップ2: 境遇を前向きに解釈する
今度はポジティブ思考の上級バージョンです。先程は言葉を置き換えましたが、今度は考えを前向きにしてみましょう。例えば……
- 仕事で失敗した……
→ 次はうまくできる!
仕事がうまく行かない という経験は、同じ悩みの人に思いやりを示せるようにさせます。すべて順風に行くよりも、もしかしたらあなたという人間に深みを与えているのかもしれませんね。
- いい大学を出ていない
→ ステレオタイプをぶっ壊すことができる
かのアップルのジョブズも、マイクロソフトのビル・ゲイツも大学を中退しているというのは興味深いですね。もしかしたらあなたも、面白い人生が待っているかもしれませんよ。
- 彼女いない 結婚できない
→ 何より一人って楽!
このコロナ渦で、夫婦の間に危機が訪れています。その点独身は、自分の心配だけでOK。これは身軽ですね。
- 私は夫(妻)として十分できていない
→ 二人で立ち向かおう!
問題はつきもの。でも夫婦はチーム。二人で力を合わせてああやこうや問題に対処していたら、気づいたら二人は夫婦になっとるんじゃないでしょうか。しらんけどww。
そう! どんな境遇にも良い点はあるものです。是非自分の身の周りの良い点にスポットを当てるようにしてみてください。
ステップ3: 人のためになることをする
私のもう一つ好きな言葉に、自分が受けるよりも、誰かに与えるほうが幸せになれる、というような言葉があります。「これをやったら出世できるかな」とか「これをしたらお返ししてくれるかな」といった考えをまずリセットして、ただ相手にいい事をしたいからと言う理由で誰かに良いことをしてみましょう。このように、無私の気持ちで与える人は、深い満足を味わいます。
確かに、「誰かに好かれたい」とか「気に入られたい」という理由ならハードルは上がります。5000円のクッキー詰め合わせでも、気に入ってくれないかもしれません。
でもそういったのをすべてリセットして、ただ、あの人のいいことをしたいという思いだけで動くとしたらどうですか? 家族にいい事をしたいから、今日は皿洗いしました。遠くの親を安心させるために、ちょっと電話してみました。職場の床に落ちていたゴミを拾ってみました。たしかに誰にも気づいてもらえないかもしれません。でも、相手にとってその行動は「良いこと」です。あなたも誰かの役に立ったんです。
「好かれるため」「怒られないため」「出世するため」「褒められるため」……こういうのを全部リセットして、ただそれが相手にとっていいことだからやってみる。これが「与える」という意味です。「与える人」は貴重です。あなたは誰かの役に立てるんです!!
そうですね。もしかしたらあなたも、自分の中の理想と現実が違いすぎてがっかりすることがあるかもしれません。もしかしたらこれからも理想を現実にすることはできないかも。しかし、考え方を理想にすることはできます! この記事で考えたようにポジティブな考えを身に着けて、この難しい時期を乗り越えてまいりましょう!!