人間関係と海外監督

海外向けは中間子と末子!? 「 不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」を読み解く!

私が海外生活をして、足りないものがある、この気づきを与えてくれた本が「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」でした。どんな本でしょうか? そして海外向けってどんな人でしょうか?

あれは一度目の海外である中国にいた頃です。海外で生活を初めて、一年がまだ立たない頃、頑張っても頑張ってもうまく行かない時期がありました。挙句の果てには、ストレスで体調を崩し、本帰国も視野に入れていた、そんなとき、職場の先輩がおしえてくれたのがこの本でした。もちろんすべての点に同意しているということはありませんが、次の点を気づかせてもらえるものとなりました。

人に合わせる力頼る力が大事

どういうことでしょうか? 答えの前に、この本がどんなことを書いているのか少しだけご説明しましょう。

4つの兄弟型

この本では兄弟の立場で4種類のタイプに分類分けされています。

  • 長子: 兄弟がいる家庭で一番最初に生まれたもの
  • 中間子: 兄弟がいる家庭で、生まれ順が一番最初でも一番最後でもないもの
  • 末子: 兄弟がいる家庭で、最後に生まれたもの
  • 一人っ子: 兄弟がいないもの

という分類分けです。そして端的に性質を述べると、

  • 長子【甘え下手な王様】: 面倒見が良い、プライドが高い、まじめ
  • 中間子【永遠の思春期】: 人間関係のプロ、自分探し、こじらせのカマチョ
  • 末子【したたかなアイドル】: 甘え上手、要領よくしたたか、平和主義
  • 一人っ子【マイペースな天才 】: 素直、一途、人間関係にドライ

心理学的な見地からこのように言うことができるということでした。そしてこの本が言うのは、こうしたそれぞれの性質がわかると、じぶんがいま、他の人の目には非常識に映る事があるということを知ることができ、自分を知るのに役立つという点です。そして、周囲の人の考え方がわかると、相手を許容しやすくなる、という益を得ることができるのです。

具体的な性格の違いや考え方の違う相手へのアプローチの仕方についての考察はこの本におまかせするとして、私はここで、海外生活者だからこそ気づいた点をちょこっとお話したいと思います。

ジピティー先生
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海外向きって何?

よく海外で生活している人に対して「あの人は海外向きだよね」と言われているのをよく聞きます。でも「海外向き」ってなんなんだろうって思ったことがありました。

この本を読んだあと、私は周りの人たちがどの兄弟型にあるのか、事あるごとに気にするようになりました。そして分かったことがあります。それは、成功している海外生活者の殆どは……

中間子末子

ということです。海外でお仕事されている方と話をすると結構な確率で「わたしは姉がいます」とか「5人兄弟の真ん中です」とかという答えが返ってくるんですよね。私は思います。海外向きと、このこととはなにか関係しているのではないか。

合わせる中間子

この本でも考察がなされていました。中間子、つまり、上にも下にも兄弟がいるという人は、兄弟間の中で兄としても弟としても確固たるアイデンティティーを持つことができません。それで家にいると、さながら中間管理職のように気を使わなければなりません。しかし海外ではその上にも下にも合わせられる性格は長所になります。抜群な人間関係のスキルがある彼らは、文化の違う人達とも合わすことができ、海外で成功しやすいのかもしれません。

甘える末子

そしてもう一つにやりては兄弟で一番最後の人、末子の方々。弟妹はいつも上の兄弟のことを見て、要領よく生きる術を習得しています。また、上の兄弟に大いに頼って物事を行っていきます。なにかやってもらったら満面の笑みで「ありがとう」、これだけ言っとけばまた次もなにかいいことをやってもらえます。このように、省エネ走行で他の人に頼って生活できるので長続きする海外生活が可能なのだと思います。

リタイアする長子に捧ぐ

私Toshiは何を隠そう男兄弟の一番上、長男です。これは私の観察ですが、海外生活する長男長女の人は少なく、ことに独身者はお目にかかることが本当に少ないです。また、海外にやってきたとしても体を壊したり、人間関係がうまく行かなかったりと安定感がない長子によくお会いします。

ここからは私の推理が入ってきますが、お兄さんお姉さんは、弟や妹の模範となるように、できるいい子であるようにと育てられます。それ故に、責任感から、問題は誰の力も借りずに一人で解決してしまおうとしてしまいます。また、自分が正しいと思って疑わないので、相手に合わせるのが苦手なのもその理由のひとつなのかもしれません。

ここから私自身、人に頼れる人になること、人に合わせられることことの必要性を学ばされたのでした。

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あなたも、兄弟型は関係なく、何でも自分で背負ってしまう、完璧でないと気がすまない、相手が自分の基準に合わないと思ってイライラする、こんな気持ちを持つことがあるでしょうか。人に頼れる人になること、人に合わせることを学び取ると、海外生活がもっと楽になえうとおもいますよ。私が思う、海外向き、それは「人に頼り、人に合わせられる」そんな人です。

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  • この記事を書いた人

俊教授

言語、文化、アイデンティティ、未来を越えた夢の実現を願う仲間たちとともに台湾高雄で海外移住の研究を行っています。

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