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なんであの人は分かってくれないの! と感じるときの対処法【HSP】

周りが察してくれない、配慮が足りないのではないか? このような思いが続くとイライラが積もって、周りに振り回されてしまいますね。この記事では、HSP傾向の人に、そして海外生活者によくあるイライラを摘み取る方法を考えました。

わたしだったら、もっと違う言い方するのに、なんてデリカシーがないんだろう……

あらあら、とっても怒っておられますね。

「どうしてあんなに、ズカズカとプライベートに踏み込んで着るの! 」

「ポイ捨てなんて信じられない!!」

周りの人の言動を見て「配慮がない」「もっと察しろよ! 」って思うことがありませんか?

海外の小さなイライラたち

海外に行ってイライラすることといえば、日本人との感じ方の違いではないでしょうか。

「なんでわかってくれないの?」

「言わなくてもわかってくれよ! 」

「痰なんか道に吐くなよ!!」

こういうちょっとした周りの反応にイライラが溜まってしまうということがあります。そしてストレスというのは、大きなストレスもダメージとなりますが、こういう小さなイライラが積もるとある日突然バタッと倒れてしまうなんてことがあります。海外が嫌になる大きな原因です。

どうすれば、周りの「配慮が足りない」ような人に振り回されずに住むでしょうか?

その前にHSPってなに?

ではまず、この記事に出てくるHSPとは何かを手短にご説明しましょう。

HSPってなに? 気が付きすぎて辛い? 特徴、対処、接し方について調べてみた

最近、「HSP」という言葉を見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。このHSPという言葉を理解すると、あなたの会社での人間関係や友達関係で本当に有利に働くかも知れません。反対にHSPの知識がないと、知らない間に誰かを傷つけてしまうかもしれませんよ。今日はそんなHSPという言葉について考えてみたいと思います。

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HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソン(とても敏感な人)という言葉の略で、比較的他の人より繊細に周りからの刺激を受け取ってしまう気質の人たちのことです。これは性格というよりは気質で、他の人より5感が鋭敏で、強く喜怒哀楽やストレスを感じてしまう人たちだという事でした。つまり、病気とか、障害というわけではなくて、よく気づく人、感性が鋭い人、空気を読みすぎる人、芸術家タイプといった人たちを最近ではHSPと呼ぶようになったのです。

あなたの「あたりまえ」本当にあたりまえ?

海外で私がイライラしてしまうシチュエーションにこんな場面があります。

初対面で話をしていると、

「Toshiさんはなんの仕事をしているのですか?」

「そうですね、インターネット関係の仕事をしています。」

「へー、どれくらい稼いでいるんですか?」

ここでまずイラッとします。初対面で給料のはなししてくんなやって思うんですよね

「まあ……ぼちぼちって感じですねww」

「***円くらいですか?」

こら! 口を濁してるんだからもうその話やめろよ!! ってイライラしちゃうんですよね。そもそもお給料を聞いて、私のステータスを図りたいのか、できる人なのかを調べたいのか、これは皮肉ではないか、そんなこと聞いて何をしたいんだと海外に行った頃は思っていました。

しかし、場数をこなすとわかってきました。これ、相手はただ話の話題としてお給料の話をしているに過ぎません。日本で言う、「最近どう?」と同じくらいの会話の話題の一つだったんです。裏の意味なんてなんにもない、ただ前にいる私と「話したい」それだけだったんです。

海外から見ると、日本人のコミュニケーションスタイルは「察する」コミュニケーションだと言われています。その中でも比較的繊細なHSPの人のコミュニケーションは、言葉のニュアンス、表情、声のトーンはもちろん、過去のやり取りまで、様々な情報を参照して相手の状況を判断するという、かなりハイレベルなコミュニケーションスタイルです。しかもこれらのことをほぼ無意識に行ってしまえるんです。まさに「天才」です!

あなたの「当たり前の配慮」というのは天才的なのです。

つまり、反対に言うと、繊細ではない人にとってあなたの行動はハイレベルすぎて真似することができないのです。世の中には、あなたとは反対に言葉のニュアンスや表情、声のトーンを読み取るのが苦手で、今この瞬間の言葉だけでやり取りを行う人もいるのです。それで、

「なんでこんなに不遠慮うなんだろう!」

「なんでこんなことをするんだろう!」

そう思ったら「なんで?」とイライラする前に、相手がそもそもそれを「できるのか?」という視点で相手を観察してみてください。

「そうか、察するのが苦手なんだ」

「状況に気づくのが苦手なんだ」

相手はあなたのことを嫌っているのでも、皮肉を言いたいのでも、意地悪をしたいのでもない、ただ「できない」のだ。これがわかると、相手の行動に振る舞わされず、ぐっと付き合いやすくなれますよ。

そっか! 私のことを嫌っているわけじゃなくて、そもそも配慮が苦手だったんですね! あのひと!
ジピティー先生
あ! YouTubeも見てくださいね!!

あなたの常識は、周りの非常識

海外ではぜひ

日本の常識は、世界の非常識

という言葉を覚えておきましょう。「なんでこんな事を言うんだろう」「なんで気づいてくれないんだろう」と思ったら、あなたの考える「常識の配慮」というのは「常識でない」とまず考えてみてください。

また逆もしかり……

「なんで日本では~しないの!!」

「日本の会社は~。もっと海外を見習うべき!!」

海外生活者の中には、日本と海外の違いに気づいてしまって、日本に帰ったときにイライラしてしまうということもあります。こんなときも

海外の常識は、日本の非常識

という言葉を覚えておきましょう。

「配慮がない=意地悪」ではない

ジピティー先生
なるほど、相手にイラってするときは、相手がそもそもそれを「できるのか?」って考えるんですね

そう、多くの場合、相手はあなたに意地悪したいわけではありません。ただ、気持ちを察するのが苦手なだけなんです。このことを覚えて、円滑な人間関係を楽しんでいければいいですね。

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  • この記事を書いた人

俊教授

言語、文化、アイデンティティ、未来を越えた夢の実現を願う仲間たちとともに台湾高雄で海外移住の研究を行っています。

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