雑談力やコミュ力を上げるメソッドを扱ったシリーズ記事。このシリーズもとうとう最終回! 最後の今回は、「好印象を最後に残す」がテーマです。どうすれば会話の最後に好印象を残せるでしょうか?
このシリーズでは、私達の生活において、そして言語学習において、雑談力、つまりコミュニケーション力がとても重要だとお伝えさせていただいてきました!!
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雑談力、コミュ力を上げ会話を楽しむ方法(会話の始め方)
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雑談力、コミュ力を上げ会話を楽しむ方法(広げ方)
会話が全然続かない……初対面の人に、職場の先輩に、そして外国語を話す時に、会話が続かなくて困っちゃったことがないでしょうか。今日は始めた会話を広げていく方法をご紹介しましょう。
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雑談力、コミュ力を上げ会話を楽しむ方法(聞き方)
話し上手は聞き上手! 昔からよく言いますが、聞くのって意外と難しくありませんか? 今日は相手が反している時に、相手が話しやすいように聞く方法をお話いたしましょう。
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会話の盛り上げ方: 雑談力、コミュ力を上げ会話を楽しむ方法
雑談力やコミュ力を上げるメソッドを扱ったシリーズ記事。今回は会話の「盛り上げ方」がテーマです。どうすれば会話が盛り上がってゆくでしょうか。また、大人数、またリモートでの会話のときにどのように会話を盛り上げることができるでしょうか。
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なるほど! それは、会話の最後の好印象を忘れているのかもしれませんね。

そう! 最後の雑談の終わり方です。終わり方、とっても大事、それで全体の印象が決まってしまうんです!!
具体的エピソード
カフェでお茶、家に招いてもらった、食事を頂いた、それの終盤で、もしくは御礼のメールなんかでどういいますか?
- 「今日はありがとうございました。ものすごく楽しかったです。またよろしくおねがいします。」
これ、いいんです、いいんですけど……刺さらないです。これって結局テンプレートですね。テンプレートは刺さりません。じゃあどうするか……
もっといい方法があります!
その会話の中で、一個だけ具体的に褒める!
- いやー、田中さん、今日は楽しかったです。とくにあの、外国生活の秘訣の話、刺さりました。発音を制するものがベトナム語を制する、あの話、今まで考えたことがありませんでしたよ。またお話聞かせてください! ありがとうございました!!
- 今日の先輩が失業した時どうしたかの話、ものすごく刺されました。もう紙に書いて壁貼っときます! ありがとうございました。お疲れさまです!!
こんな感じで、一つでいいので具体的な話の内容を褒めましょう。

そう!
- あ、今の言語の話、帰りにお礼でいってみよう
- あ、今の先輩の若い時の話、帰りにお礼で言おう
このように考えて聞くのが大事です。
ということで最後の好印象の準備として、
「どうおもった?」
もしもこう聞かれたならどう答えるだろう、こう考えましょう
- 「はい、面白かったっす」
これじゃあダメです。
会話を聞いている中で、面白いな、後で触れることができるなというところを脳内でメモしておきましょう。
- 「いやー今日、バインセオは卵使ってないって初めて知りました~~」
- 「いやー渡辺さん高校の時は海外なんて考えてなかったなんてしりませんでした~経験聞けてよかったっす」
このようにみんなが「たしかに~~」っと受けるような内容をいくつか注意を払って聞いておきましょう。

脳に空白を残す
また一緒に遊びに行かないか、また食事に行かないか
誘ってもらえたらもう懐に入ったも同然ですね。どうやってもう一度誘ってもらえるような人になれるでしょうか?
もう一度誘ってもらうために必要なのが「相手の脳に空白を残すこと」です。

つまり、ほんのりミステリーな部分を残します
- 韓国料理おいしいでしょね、あ、そういえば、一区に伝説のサムギョプサルの店ができたって聞きました。いやーどんなところなんでしょうね、あ、もうこんな時間、__さんの__の話、ほんと良かったです、じゃあ!
- そういえば、ベトナム住んで10年になるっていう日本人の友達がいるんですよね、ぜひあわせたいなぁ……あ、もうこんな時間、今日は本当にありがとうございました。__さんの__の話、ほんと良かったです、じゃあ!
こんな感じで、あえて、次回予告を残しておくと良いということです。
なぜなら人間は空白を嫌います。穴埋めされないとそれをなんとしてでも埋めようとします。
それで、次に繋げる土台を据えておきましょう!
ベースとなる心構え
では記事の最後に、雑談をするときの心構えとなるアドバイスをいくつか取り上げましょう。
懐に入る
相手と仲良くなるんだと強く思う。それを具体的にやる方法を学ぶ、それは
腹を見せる

腹を割るって、心理的な言葉ですよね。でもこれは心理的ではなく物理的に見せるということです。と言っても実際にシャツ広げて腹を見せるわけではありませんが、
腹を向けます!
4人で会話する時、正面の人には体を向けてますけど、斜めの人には目線だけを向けて体は向けないってことよくありますよね。しかしそれでは伝わりません。
腹を向ける、つまり座り直します。ちょっとだけお尻をずらすだけでいいです。そうやっておへそを相手に向けます。それだけで聞いてる雰囲気が出るんです。
次に心理的にも腹を見せます。自分の本当は見せたくないもの、失敗談や弱点を出していきます。これを出すと相手も気が楽になっていきます。
- 私はこんな成功をし、一流の会社に努め、学歴は申し分ない、最高の人生を歩んできました。問題なんか一つもぶつかりませんでした!
こんな事がわかっても全然近づきたいとは思いませんね。
- いやー、褒めないでくださいよ、私は言語が下手で、高校の英語なんて40点だったんですよ。最初は海外でも人と話せなくて泣いてばかりいました。でも、そんな僕でも、今はこんなに楽しくできるようになりました。

このようにピンチがあるからヒーローもいいんですよね。負ける、底を見せる、だから愛着が増す。これを自己開示といいます。
しかしこれ、ネガティブに陥っちゃったらダメです。
- 本当に僕なんかはダメなやつで、受験もダメで、就職もダメで、今なんにもしてません。毎日つらい辛い……

そう! それで、自己開示は少しづつ行いましょう。カードゲームの感覚です。自分が一枚自己開示をしたら、相手が自己開示しやすくなります。相手が自己開示を一枚出したら自分も一枚出してもいい。一枚に付一枚としていくと、仲も深まっていきます。
このようにすると、人の懐に入ることができます。
自己肯定感、自信を持つ
自信を持つって言うに安く行うにかたしですね。人前で自信を持って話すなんて無理、そう思われるでしょう。でも、話の分野によっては自身を持って話せる分野があるのではないですか。

ですよね! でもそうじゃないときに自信を持つのは難しい。この2つ、何が違うのか、それは、
- 見通しが立っているかいないか です。
この話は大体この話をしたあとこうなってこうなる、そして最後はこうやって締めくくる。好きな話題は何でも話しているから、見通しが立ってるんです
だけどいきなり、「相対性理論について30分話してください」なんていわれたらどうですか? 喋ったことがないから見通しが立たないですよね。
でも「チャーハンについて話してください」ってそのあと言われたら、今なら行けるって思いますよね。今なら行けると言う状態に雑談全体を持っていけばいいです。

そう、それが……
一連の記事で雑談の5つの構成要素を学びました。
最初は意識してこの5つを含めていかないといけないかも知れません。でもそれが、慣れてくると雑談が1~5番だなとわかってくる。雑談ってこうなんだという全体像が分かれば、自信を持てるのです。だからこの5つを何度も行って体に覚えさせましょう。

そういうことです! あなたもここで学んだことを生かして、楽しい会話を作り上げてみてくださいね!!
ポイント
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