ベトナムの大衆食堂(ビンヤン食堂)にはかならずある定番料理、ゴーヤの肉詰め(コークアーゾンティットkhổ qua dồn thịt)。日本のスーパーで買える材料で簡単に作ることができます。この記事ではベトナム風ゴーヤの肉詰めの作り方をシェアいたしましょう。
ベトナム語でゴーヤは
ゴーヤ khổ qua コークアー
といいます。 khổ qua は漢字で書くと「苦瓜」、日本語のニガウリと同じですね。沖縄のように暑いベトナムではゴーヤ、ニガウリは日常的に食べられます。
特に最もよく食べられるのは、ゴーヤの中にひき肉の具を詰めて、あっさりスープで煮込んだ苦瓜の肉詰め、コークアーゾンティット(khổ qua dồn thịt ) です。一般のベトナムの人々が毎日のように足を運びランチする大衆食堂(ビンヤン食堂)には必ずと行っていいほどおいてある超定番人気メニューです。
このゴーヤの肉詰め、日本で手に入れられる食材でも作ることができてしまいます。今回はベトナム風ゴーヤの肉詰めの作り方をご紹介しちゃいましょう。
ゴーヤの肉詰め 材料
材料 ( 4 人分 )
ゴーヤ(ニガウリ)2本
……
<タネ>
【A】豚ひき肉200g
【A】むきエビ100g
【A】春雨15g
【A】キクラゲ(乾燥) 3枚
【A】白ネギ1/2本
【A】ニンニク(すりおろし) 小さじ1
【A】ナンプラー小さじ1
【A】砂糖小さじ1
【A】塩コショウ少々
……
水1000ml
鶏ガラスープの素小さじ2
……
<調味料>
【B】ナンプラー大さじ1
【B】砂糖小さじ1
【B】塩少々
【B】粗びき黒コショウ少々
今回必要なのはやっぱり
ゴーヤですね。ちなみにピーマンでも作ることができます。またいつものごとく
ナンプラー、ベトナム語ではヌックマムは忘れてはならない調味料になります。スーパーにも最近は売っていますので、ぜひとも調達いたしましょう。

ゴーヤの肉詰め 作り方
1.ゴーヤは両端を落とし、3センチ間隔にきります。切ったあと、沸騰したお湯で3分ほどにて引き上げます。
2.【A】のむきえびをみじん切りにします
3.【A】の春雨は沸騰したお湯でさっと茹で、こちらもみじん切りにします
4.【A】のきくらげは水で戻し、千切りにします。
5.【A】の白ネギはみじん切りにします。
6.【A】の材料をすべてボールに入れて混ぜ合わせます。
7. 【1】 のゴーヤに 【6】の具を詰めます。
8. 鍋に水、鶏ガラスープの素を入れ、煮たったら【7】を入れて火が通るまで10分煮ます。
9. 鍋に【B】を入れひと煮立ちすれば出来上がりです。
※ ゴーヤの代わりにピーマンでも作ることができます。ピーマンのヘタを取り中をくり抜いてそこに具をいれて同じように煮ます。
ベトナム風ゴーヤの肉詰め
こちらが完成品です。ナンプラーの効いたあっさり出汁がゴーヤの苦味と本当にマッチします。あっさり、でも肉のジューシーさがたまらない一品です。暑い夏の夏バテ時に美味しい料理となりました。
こちらはピーマンで作ったものです。ゴーヤより少し独特の香りがありますが、こちらもとても美味しく出来上がります。野菜をたくさん食べられる一品ですね。
ベトナムの大衆食堂(ビンヤン食堂)にはかならずある定番料理、ゴーヤの肉詰め(コークアーゾンティットkhổ qua dồn thịt)。日本のスーパーで買える材料で簡単に作ることができます。ベトナム風ゴーヤの肉詰めの作り方をご紹介いたしました。ぜひ今夜のおかずにゴーヤの肉詰め! 試してみてください。