人といると疲れる、期限の悪い人がいると疲れる、気が付きすぎて仕事に時間がかかってしまう……ネガティブに捉えられがちなHSPの気質。しかし実際は、繊細さんだからこそ幸せになれるということができます! 今日は繊細なあなたの深く幸せを味わう才能を開花させる方法を共に考えましょう。

いえいえ! 幸せになれます!!
もっと言えば……
繊細さんだからこそ幸せになれる分野があるんです!!よ 繊細さんであることを理解し利用すれば、非繊細さんよりも幸せになれるかもしれません!!
HSP 繊細さんってなに?

敏感すぎる 繊細すぎるんだよとネガティブに社会から受け止められてきた、今回の記事はそんなあなたのための記事です!!
米国の心理学者のアーロン博士という人が、5人に一人くらいの割合で比較的敏感に周りからの刺激を受けてしまう人達がいることを突き止めました。彼女はそのような気質の人たちを HSP、ハイリーセンシティブパーソンと呼びました。
ポイントなのは、この繊細さというのは性格ではなく生まれつきの気質であるということ。つまり、背が高いというのと同じ位の生まれつきの性質。背が高い人に「背を低くしろ!」と言われても、無理な話ですよね。同じように繊細さも「もっと強くなれ!」と言われたところで、生まれつきの気質なのでその気質自体を変えることはほぼ不可能。その気質のポジティブなところを見て生きるほうがいいのです。
今回参考にさせていただくはこちらの本。この本の作者は、この繊細な気質の人を「繊細さん」、そして5人に4人の刺激をあまり感じない気質の人を「非繊細さん」とよんでいます。この表現からも分かる通り、繊細かどうかは病気や弱点ではなく個性だということがしれます。
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あなたは繊細さん? HSP診断チェックリスト【ストレスに疲れちゃう感性豊かなあなたへ】
感性が豊か、でもストレスを強く感じてしまう繊細な気質、それが「HSP」です。「わたしってHSPなのかな?」そんな疑問にお答えするHSPチェックリストをみてみましょう。
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もしかして私、繊細さんかもって思われたら、こちらのチェックリストで確かめてみましょう!!
「繊細さん」は、周りからの刺激を受信する「アンテナ」の感度が高く色んな情報を受信してしまいます。それで、不安や怖さといったネガティブな刺激を強く受けてしまう。しかしうまく使うと、深く幸せを味わう才能があるんです。
ゆっくりのスピードしか出せない車はとっても安全ですね。操作もしやすいです。
対して速い車は操作が難しくて、事故もしやすいですね。でも、レーシングカーになれるのではありませんか。「繊細さん」であるあなたも、繊細さを活用すれば、幸せを得るためにはうってつけの才能なんです。
じゃあ具体的な方法は何でしょうか? 大きく分けて3つあります。それは、
- インプット
- アウトプット
- 共感 シンパシー
この3つです! 一つづつ見ていきましょう!!
1. インプット
まずは取り入れる幸せです。いいものを味わって、幸せになりましょう。そのとき必要なのが、いいものを味わうかを自分で許可するのが大事です。そのために、
成果主義から一歩外に出る
なにかやる、何かに時間を使う、繊細さんが「これ幸せだな」ということに時間を使った。そんなときに、ふと、
「これってなんにもならないよね、一円にもならないよね、誰かのためになっているわけじゃないよね」って思うことありませんか?
この感覚から外に出てみませんかということです!
絵を書くのが好き、アニメが好き、山登りが好き
でもその時間って一円も生み出してない
誰も喜ばしていない
そう感じてしまうことがあるかもしれませんね。
たしかに、数字になると凄さがよくわかりますね。年収1000万とか、どれくらい稼ぎましたとか言うお話を聞いたら、こういう人はすごいと思えてきますよね。しかし。
幸せって、そういう成果と別です
ここをちゃんと認めましょう。数字が出れば幸せというわけではない、幸せは客観的なものではなく主観的なものであることを捉え直す必要があるんです。
幸せと何かを生み出すことは違います。それで成果主義をもとめない、この見方をやってみましょう。稼いでいるから幸せ、稼いでないから幸せでない、ということではないのです。
なんでもない時間というのがあります
味噌汁飲んでうまい
クッキーが美味しかった
こういう感じる時間をとることを許可する
いいよ、いいんだよ、それすごく大事なんだよ
現代の人間は、動くか休むかの二択で考えがちです。しかし、動く休むだけでなく、整えるという時間を許可してください。車を考えてみてください。車は
走るか止まるかだけでないですよね。メンテナンス、掃除をする時間が必要です。ちょっと車から降りて、ゆったりと愛車を「愛でる」なんて一時もいいものですね。
あなたの生活も、機能だけで考えるのではなく、愛でてみませんか。いいものを味わいましょう。
繊細さんは良い刺激も人よりいっぱい取り入れることができます。いいものを味わうことを自分に許可できれば、人よりもめちゃくちゃよいものを味わえるのです。
あなたの感覚を楽しませる
自然の中で見た 見たことない木は素敵だな、草は素敵だな
繊細さんは、五感が敏感です。しかしひとくくりに繊細さんと行っても、どの五感が鋭敏かは一人ひとり違います。ある人は視覚が鋭敏で美しいものに感動します。ある人は嗅覚が敏感、ある人は触覚が敏感で肌触りで物を選びます。
それで、五感別に自分がどの感覚が鋭敏かを知る必要があるのです。肌触りで選ぶか、柄で選ぶか、アロマや香水に気を使うのか……
自分の敏感な五感を理解すると、そこを喜ばせると自分は回復するというのが分かってくるんです。
聴覚ならいい人なら、いいイヤホン いい声の人のラジオ とか
視覚が鋭敏な人なら、きれいな柄のブックカバーとか
そして、使うものもこだわってみましょう。こだわりのペンとか、こだわりのノートとか、こだわりのシャツとか。機能として満足する だけでなく これはすごく好きというものに切り替えてみましょう。
自分の直感を信じてみる
- なんかこれいいな
- なんかこれいやだな
- なんかこの人話しが合いそう
- なんかこの人合わなそう
こんなふうにピンと感じることってありませんか。でもいつもは、そんな事考えたら偏見になるなと思って我慢します。でも、あながちあなたのザワッときた気持ちって、当たっていることって多くないですか?
そう、繊細さんは無意識のうちに色んな情報を取り入れているので、瞬時に「ピン」か「ゾワ」という感覚を感じるのです。それが「直感」。あまりに感知が良すぎるので理由がわからない、だけどなにか感じるんです。
それで、まずその「直感」を大切にしてみましょう。
- この人、なんか良さそう
- このSNSのアイコンの人、なんか合わなそう
- この雰囲気のお店、なんか良さそう
- この人と話し合いそう
- 話し合わなそう
このような感覚を認めて使っていきましょう。認めて使っていくと感覚が磨かれていきます。
そして、直感をいくらか使ったあと、それらの直感を総合して、それを「言語化」してみてください。つまり、あなたが「よさそう」と思ったものはどんなものですか? 「ゾワッ」と思うものってどんなものですか? なんでそうやって思っちゃうんでしょうか? 比較してみましょう。
- そういえば、小さな淡いピンク色が好きみたい
- ツルッとした小さいものが好きみたい
- テカテカしていないものが好きみたい
人に関しても
- 言葉遣いが丁寧で分け隔てない人で明るい人がほっとする
- 話し方がおっとりしていて、目を合わせてくれる人がなんか好感持てる
こんな感じで、良い直感を感じる人達のタイプが分かります。ここで面白いのが、それが、あなたの特徴なんです! 自分について知ることができるんです!
こうできれば自分に合わない環境を避けることができていきます。

2. アウトプット
自分のために表現する方法です。人はなにか抱えきれないときに表現します。
悲しいと涙、
暑いと汗
それは人間の常、人間は、なにか抱えられないと思えるときに表現したいと思うのです。
そして特に自分が育つ時期にアウトプットは増えます。一個変わりたい、新しい人になりたい。そんなときはインプットだけでなくアウトプットが大切です。

すごいことじゃなくてもいいんです。日記 ブログ ツイッターをやってみる、楽器 歌ってみた、踊ってみた ハンドメイド 絵 料理、人と話した 動画……
なんでもいい、ポイントは、自分のために、自分がやりたいから、これです。ここを忘れがちになっていませんか? 上手じゃなくていいんです!!
表現の理由
- これやってる次感非生産的ではないか
- これは幸せと関係ない
- これをやって収入が上がるか
これらは、幸せと関係ありません! 上手でなくてもいいんです! そうでないと表現なんてやってられません。だって、自分よりデキる人はものすごく多い。僕がこんなことしなくてもいいんじゃないかと思ったら終わり。なんでやる、自分がやりたいから!! この気持で一度自分を表現してみてください。
自分より絵が上手い人を見ると
自分よる文章が上手い人を見ると
歌が上手い人がいると
私なんかと思うけど
関係ない! だってそうするべき! だってそうしたいのだから!!
表現すると幸せになります。私もこうしてブログを書いてきました。本業でなかなか成果が出ないときに、執筆のスピードが上がりました。海外で辛いことが起きたときに、なにか書いて表現すると心が保たれました。これもきっと表現する力なんでしょうね。
でも……
- 動画が再生されない
- いいねがつかない
- 必要とされていない
周りからの評価を見ると現実を突きつけられるかもしれませんね。でも落ち着いてください!
二種類の表現
表現には二種類あります
- 呼応
- 深堀り
呼応は、相手の求めているものを打ち返すことです。相手のニーズに合わせて表現します。相手が喜びそうなことを行います。相手が受け入れてくれそうなことを行います。
呼応はみんなから喜ばれる素晴らしい表現です。
ブログでもあります、トレンドをわきまえた記事を、みんなに読まれる内容を、そんな事を考えて記事を書くと、よく読まれて嬉しいと思うことがあります。
でも、結局他人のためなんですよね。それで、呼応ばかり考えて表現していくと、なんだか自分がすり減っていくように感じてしまうんです。自分が表現したいのはここじゃないんだよなって思っちゃう。それに、表現が呼応だけなら、周りからあなたは「 ~してくれる~のひと」 誰かにとって都合がいいから褒められるだけの人になってしまう。
であれば、深堀りしましょう!
深堀り、つまり自分の興味があるものをぐっと深くほっていくのです。自分が興味のあることを深めて表現していくのです。

最初はそうかも知れません。でも、とことんまで本音で、とことんまで深堀りすると「普遍的な水脈にぶつかる」のです。
普遍的な水脈
本音で表現するって恐いことです。自分が大切にしているものが、バカにされたらどうしよう、評価されなかったらどうしよう……
だけど本音を続けて、本音を突き止めて、うまく行かなくてもいい、自分が信じるものに突き進んで!
どれだけ独りよがりな探求でも、あまりにも個人的でも
究極まで深堀りすると普遍的な水脈にぶつかるのです。
あなたが深く深くほった井戸と、誰かの井戸とは意外にどこかでつながっているかも。
人間が悩むこと、ぶつかることは実のところあまり変わらないのです。本音を突き詰めて表現していくと、全く関係ないどこかの誰かを感動させるかもしれません。自分のいいと思うことをひたすらやると誰かにたどり着くのです。
3. 程々に共感する
繊細さんは周りに合わせるのが非常に得意です。
相手の話を聞かなくちゃ
感情移入をしなくちゃ
親切をしなくちゃ
繊細さんは受け止めすぎて辛い。であれば、能力の一部を手放しましょう。
- 程々に共感
- 分かり合うを手放す
- 聞き上手じゃなくてもいい
これ、多くのビジネス書のアドバイスと全く反対のアプローチなんです。
成果を考える
マーケットを考える
ゴールを明確に
出したい成果を数値として
具体的なアプローチのためカスタマーの喜ぶ商品を逆算的に作りお届けする
これはビジネス思考です。しかし、繊細さんは日頃から周りの情報を取り入れている、そして受け止めすぎて辛い! であれば、真逆をやるのです。
分かり合うをある程度手放しましょう。例えば、相手が「お前もそう思うよな!」といったとします。
「ほー、あなたはそう思うんですね~~」
心のなかでいいのでそう行ってみましょう。わかり合わなくていい。相手は相手、自分は自分、それでいい。
相手と自分の意見が違う。相手が自分のことを嫌っているかもしれない。でも、コントロールしなくていい。人はコントロールできません。
あなたの本音を少しづつ出していきましょう。
人生の同期
相手に合わせるのではなく、自分のほっとするもの、自分の好きなものを深堀りしていくと、人生の同期と出会えます。同期といえば、一緒の時期に会社や組織に入った人ですよね。
人生には三段階ある
- 痛みの治癒の時期
育ちで満たされないモノ 欠けていると感じるもの コンプレックスを 埋めようとする時期。その後、うまる時期が来ます。そうなれば、 - ゼロ地点
ある程度満たされないものが満たされた段階です。ここまで来ると次の段階です。 - 愛や喜びを探求していく時期
自分のコンプレックスと切り離して、どうすれば他の人の役に立てるかという視点で、愛や喜びを探求していく
問題は、ステージ1 の人と ステージ3 の人とは感覚が違うんです。私はこれを「温度差」と呼ぶのですが、1ステージの人は3ステージの人が遠い存在に見える、ステージ3の人はステージ1の人をなんでもっと頑張れないんだとイライラしてしまう。どちらもなんやかんや 響かないんです。
やっぱり一番通じあえるのは ステージ1はステージ1、ステージ3はステージ3、同期なんです。

それこそが、「本音」を出していくことなんです。自分の心地よいものを取り入れる、自分のしたい表現をする、本音を出すことで、なんかこの人と同じような悩みや希望を抱えているような気がするという人に出会える。本音で表現しているから。
繊細さんは色んな人に気を使う、見た目には多くの人が周りにいる、しかし本当は孤独、呼応しているから。
深堀りは その水脈のそこで、同じだけ深くほった仲間と出会える。だから深く幸せを感じることができる

そう、繊細さんこそ幸せになれる。ぜひ、恐いかもしれないけど耳を澄ましてみよう。本当の幸福は静寂の中でゆっくり訪れるのかもしれません。