ベトナムの歴史

ベトナムの歴史その3:ドイモイ政策~改革開放と社会主義市場経済~

この記事では、ベトナムの現在を知る上で欠かせない「ドイモイ政策」について考えてみたいと思います。ベトナムに暮らしていると必ず耳にするのがこのドイモイ政策。日本の社会の授業でも勉強しますが、実際なにかのかはわからないことが多いと思います。しかしこのドイモイ政策は、ベトナムを今の姿にした一つに大きな節目となりました。

メモ

このページの目的は、特定の政治的意見に賛同、反対を表明することではなく、あくまで歴史的事実をお伝えすることです。当サイトは政治的ないかなる主義主張に関してその良し悪しを意見する立場にはないと考えています。この記事内で政治的主義に関する簡単な説明が含まれますが、これはあくまで歴史上の事実を伝える目的であり、記事執筆者の政治的意見を示すものでは決してありません。当サイトは政治的意見に厳正中立を保ちます。なお歴史に関しては異論や諸説が存在するという点も重ねてご了承ください。

共産主義から社会主義市場経済へ

前回、ベトナム戦争の説明をさせていただきました。そしてそれの引き金となった、資本主義と共産主義の攻防である冷戦についても考えました。

ベトナムの歴史その2 ~ベトナム戦争 東西冷戦の渦の中に~

この記事では、ベトナムで仕事をする上で欠かせないベトナム現代史である「ベトナム戦争」についてかんたんにご説明したいと思います

続きを見る

平等を目標とする、理想のシステムだと言われていた共産主義。しかし、歴史を見ると、往々にして共産主義は経済発展という点ではうまく行かなくなっていきました。ソ連は崩壊し、中国とベトナムは社会主義市場経済に移行しました。ベトナムでは、1986年に行われたこの政策を「ドイモイ政策(Chính sách đổi mới)」といいます。日本語だとドイモイは「刷新」という意味になります。

社会主義市場経済

この「社会主義市場経済」とは、経済は資本主義(商売を自由に行いましょう)を取り入れて、政治は共産党(共産主義を目標にするグループ)が行うというシステムです。

共産主義(社会主義)は、平等な社会にしようという考え方でした。それで、本来の共産主義システムとは、国がモノの生産量や価格を全て決めて、みんなで働いたものをみんなで分けましょう、このような形です。しかし、みんなで一緒に頑張り、みんなで分けるというシステム、とても理想的に見えますが、どうしても人間の性質上、自分のものじゃなくてみんなのものだと思うとだんだん手を抜き出してしまう、ということがわかってきました。結果的に経済発展という面では遅れてしまったということを歴史は示しました。

中国の改革開放政策

そんな経済伸び悩み問題に直面したとき、中国の鄧小平(とうしょうへい)という人が現れました。鄧小平は「国が豊かにさえなれば国民は不満を持たない、とにかく経済を発展させることが大事だ」という考えを持っていました。彼は、こんな言葉を述べました。

「白い猫でも黒い猫でも、ネズミをとる猫がいい猫だ」。

つまり、共産主義であろうと、資本主義であろうと、国民が豊かになればいいという意味です。それで、政治は共産党がするけど、商売はみなさん自由にやってください、外国からの会社も歓迎しますよ、このように実質的には資本主義を導入しました。この中国での改革を「改革開放政策」といいます。このようにして「政治は共産党が行うけど、商売は自由にしてください」という制度である「社会主義市場経済」というシステムが誕生しました。

ドイモイ政策

この、「政治は共産党、経済は資本主義」というシステムを、中国に続きベトナムも導入しました。それが1986年のドイモイ政策(Chính sách đổi mới)です。ドイモイのドイは「変える」、モイは「新しい」という意味で、日本語では刷新政策と訳されることもあります。

「政治は共産主義で、経済は資本主義」という社会主義市場経済を取り入れたベトナム。しかし始めた当初は、ベトナムドンの通貨の価値が安定せず、ベトナムドンの価値が下がるインフレ状態になりとても大変な時期を経験します。

【ベトナムの名目GDPの推移】

※期間:1980年~2024年(年次)、ただし、2019年以降はIMF予想値
出所:IMF「World Economic Outlook Database, April 2019」のデータをもとにアセットマネジメントOne作成
http://www.am-one.co.jp/warashibe/article/chiehako-20190723-1.html より引用

その後、経済は比較的安定していき、現在年大体7%もの経済成長を遂げる国となっています。日本の0.8%、アメリカの 2.9%、中国の 6.6%と比較しても急激な経済成長を遂げていることがわかります。

この記事では、ベトナムの現在を知る上で欠かせない「ドイモイ政策」について考えてみました。このドイモイ政策は、ベトナムを今の姿にした一つの大きな節目となる歴史の転換点となりました。

メモ

このページの目的は、特定の政治的意見に賛同、反対を表明することではなく、あくまで歴史的事実をお伝えすることです。当サイトは政治的ないかなる主義主張に関してその良し悪しを意見する立場にはないと考えています。この記事内で政治的主義に関する簡単な説明が含まれますが、これはあくまで歴史上の事実を伝える目的であり、記事執筆者の政治的意見を示すものでは決してありません。当サイトは政治的意見に厳正中立を保ちます。なお歴史に関しては異論や諸説が存在するという点も重ねてご了承ください。

海外旅行保険自動付帯のエポスカード

⭐ 完全無料!
⭐ ゴールドカード並みの補償額!
⭐ いますぐ入会!

ベトナムへそして海外旅行へ行くのに欠かせないのが海外旅行保険。急に病気や怪我になったときの心強い味方です。エポスカードなら無料で自動的にゴールドカード並みの海外旅行保険がついてきます。私も助けられたベトナムメソッド一押しカード。この機会に絶対一枚作っておきましょう!

ベトナムメソッドを応援!!

記事が面白かったらぜひこちらのボタンをポチッと押してくださいね!

にほんブログ村 海外生活ブログ ベトナム情報へ

また各種SNSやEメールでのフォローもお願いします! 記事の更新を確認できますよ!

またメールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

347人の購読者に加わりましょう

\ 記事はどうでしたか? /

-ベトナムの歴史

© 2020 ベトナムメソッド